スケジュール調整を行うことによって会社を休むことが可能な場合が多くある中小企業でも、それが叶わないケースが存在します。往々にして、周囲の社員が休みを取りたがらない環境下であることが挙げられます。日本の中小企業は、同調性を重視する社風であることが少なくありません。他の社員を差し置いて自身だけが休みを取るなどという行動は、低い評価につながるのではないかという意識を生み出してしまいます。
従業員が気後れすることなく休むことができる中小企業にするためにできることが、たった一つだけ存在します。トップが率先して休むようにすることであり、結果として休暇を取ることが当然であるかのような社風が出来上がるのです。繁忙期には自由に休むことが難しいことは事実ですが、それ以外の時期には誰もが気軽に休暇申請を出すことができるようにすると絶大な効果が得られます。各社員が休みの日にリフレッシュできて、仕事の能率が向上することです。