皆さんも親なり身内の誰かが亡くなり、遺産相続の権利が回ってきたりすると思います。

しかしこれは重大な危険をはらんでいるのです。

もし親なり身内なりが亡くなり、自分に相続権が回って来た時、「遺産を相続するんだから墓や仏壇の事をやれ」などと言う事は起こり得ます。中には相続するもの(お金や金品)を要求して、墓や寺との付き合い、あとは仏壇の管理などは長男とかの「上がやれ」と言う事も十分あり得ます。

実は遺産相続と墓や仏壇などの故人をしのぶ義務というのは全く別の相続なのです。じつは遺産相続は遺言状がない限り、内縁の夫婦などには相続権はありません。しかし墓とか仏壇を管理することは内縁関係でも裁判で認められるケースもあったそうです。

だからこそ、そういう寺との付き合い、墓や仏壇の管理が長男などに回ってきた場合、そういう事でお金はかなり飛んでいきます。そこで、「墓などの管理や寺に出す香典などの事は俺がやるから遺産の相続を俺一人にしてくれ。じゃないと俺の状態では赤字になってしまう」と正直に言えばいいのです。

それで裁判だ何だというなら、「じゃあお前が管理しろや」と言い放ってしまえばいいのです。お金はかかります。そういう事をしっかりしてください。